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特
徴 |
ハンダ自体のつやが無く銅箔にハンダが流れているがハンダがゴツゴツ、トゲのような状態 |
原
因 |
ハンダをきれいにしようとして時間を忘れ一生懸命ハンダをしたため熱の加えすぎでヤニが飛びハンダさえも酸化した状態です。コテ自体の温度が高い場合も考えられます。 |
修
正 |
少しハンダを足すことで対処できる場合もあります。自信がない場合は一度ハンダ吸取線などでハンダを取り除き付け直すのが良いでしょう。 |
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特
徴 |
ハンダごてを離すときにコテにハンダが付いてきてそのまま固まり「ツノ」ができる状態 |
原
因 |
ハンダはきれいにできて最後の仕上げでツノがでる場合はコテ先の温度が高すぎる場合に起きやすいようです。この場合はこまめなコテ先クリーニングで温度調整してみましょう。いつもと同じなのに今日だけなどのときは室温にも影響するよ! |
修
正 |
少しハンダを足すことで対処できる場合もあります。自信がない場合は一度ハンダ吸取線などでハンダを取り除き付け直しましょう。 |
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特
徴 |
銅箔にハンダが付いていないで「いも」のように丸まっている状態 |
原
因 |
よく言われる「いもハンダ」の代表です。リード線だけ熱せられ銅箔にハンダが付かない状態です。探すのがチョット大変ですが良く見ると銅箔にハンダに付いていない所があると思いますので確認して下さい。コテの温度が低い場合も考えられます。 |
修
正 |
この場合は、もう一度あたため直して(必ず銅箔とリード線一緒に)ハンダを少し入れると直ります。 |
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特
徴 |
銅箔にこれ以上盛れにくらいにハンダが付いている状態 |
原
因 |
これもよく言われる「いもハンダ」の代表です。ハンダ付け自体は上手くできていますのでハンダの入れる量を少なめにして調節してみて下さい。あと一歩ですガンバロウ! |
修
正 |
この場合は、コテ先をあててハンダを取りもう一度あたため直して見ましょう。自信がない時はハンダ吸取線などで取り除き付け直しましょう。 |
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特
徴 |
銅箔にはハンダが流れて付いているが良く見るとリード線には付いていない状態 |
原
因 |
「いもハンダ」と同等になりやすい症状です。これは銅箔だけが加熱されリード線が加熱されていないためリード線にハンダが付かない状態です。見つけにくい場合がありますので「よーく」見て下さい。ハンダが足りなくてリード線が少し見えるなどは危ないです。ドーナッツ型で真ん中が開いている場合もあります。また部品のリード線が汚れている場合も考えられます。 |
修
正 |
この場合ももう一度あたため直して(必ず銅箔とリード線を一緒に)ハンダを少し入れると直ります。 |
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特
徴 |
ハンダがボール状になり銅箔にもリード線にもハンダが付いていない状態 |
原
因 |
ハンダボールが基板に乗っているだけでリード線や銅箔には全く付いていません。ボールハンダを突っつくと取れるでしょう。加熱不足でリード線や銅箔に熱が届かずハンダがコテ先で溶けそのまま丸くなって固まった状態です |
修
正 |
取れる場合は取りますが、取れない場合は無理にしないでそのままハンダ付けをやり直すとうまくいくでしょう。 |
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特
徴 |
ハンダが終了したあとに部品が動きハンダにヒビがはいった状態 |
原
因 |
せっかくバッチリなハンダができた後すぐに部品がずれた場合にハンダがひび割れや崩れたようになってしまいます。ハンダ後はソートしてから基板を動かしましょう。もし余裕があれば一息「ふ〜と」やさしくかけると素早く固まります。 |
修
正 |
少しハンダを足すことで対処できる場合もあります。自信がない場合は一度ハンダ吸取線などでハンダを取り除き付け直すのが良いでしょう。 |
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特
徴 |
部品が込み入っている場所などで隣とハンダが付いてしまう状態 |
原
因 |
せっかくバッチリなハンダですが「あれっ」隣のパターンとつながってしまった場合です。これは部品と銅箔を一生懸命温めていると何故か隣も温めている場合がありますこの時にハンダブリッジが起きやすいでしょう。周りを確かめてハンダしましょう。 |
修
正 |
ハンダごてだけで取り除く場合チョット難しい場合もありますので一度ハンダ吸取線などでハンダを取り除き付け直すのが良いでしょう。 |
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特
徴 |
パターンの間にハンダくずやリード線のハシ切れが付いてショートしている状態
(ハンダ付け自体の問題ではない) |
原
因 |
せっかくバッチリなハンダですがハンダくず、ハンダボール、リード線のハシ切れなどがパターン残っていると問題ですのでブラシやピンセットなどで除去しましょう。 |
修
正 |
よーく見て問題のハンダくずなどがありましたら取り除きましょう。またくっついている場合はハンダごてで取り除きましょう。 |
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特
徴 |
リード線のカットが長く曲がっていて隣のパターンやリードに接触した状態
(ハンダ付け自体の問題ではない、リードカットの問題) |
原
因 |
せっかくバッチリなハンダですが最後のリード切りで長めに切ってしまった場合にそのリードが曲がり接触することなどがあります。1本1本確認して切りましょう。 |
修
正 |
よーく見て問題のジョンパーの曲がりや長すぎのリード線があれば切って短くしましょう。 |
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特
徴 |
リード線のカットを短く切ってしまった場合
(あまりにも短くするとハンダ付け自体もはがれ問題となります。) |
原
因 |
せっかくバッチリなハンダですが最後のリード切りで極端に短めに切ってしまった場合は状況によりハンダが剥離して部品が抜ける場合があります。1本1本確認して切りましょう。 |
修
正 |
よーく見て問題が無いようでしたら、そのままで良いのですが部品を触ってぐらぐらするようでしたらもう一度ハンダ付けをやり直すか部品があれば新しい物と交換しましょう。 |